50嵐(ウーシーラン)でタピオカミルクティーを注文する方法【抹茶ラテ発売記念】
50 嵐([読み方]ウーシーラン)と言えば台湾でおなじみのドリンクチェーン店です。本当に台湾中の至るところにあって驚きます。コンビニより多いんじゃないかと思うほどです。
現在、台湾では 50 嵐で抹茶拿鐵(抹茶ラテ)が発売開始されたということでかなり話題になっています。最初は地域限定で発売されていて、台北だけ飲めないという状況がしばらく続いていましたが、ついに 2016 年 11 月 22 日から台北でも発売開始され、台湾全土で飲めるようになりました。連日大盛況で、確かに 50 嵐にいた人はほとんど抹茶拿鐵を購入していました。
そこで、ちょうど良い機会なので、いつか書こうと思ってタイミングを見計らっていた「50 嵐でタピオカミルクティーを注文する方法」の記事を公開しようと思いました。実は 50 嵐でタピオカ飲料を購入するのはややハードルが高く、私も台湾生活を始めた当初はかなり戸惑いました。
抹茶ラテもタピオカ入りが購入できるので、この記事を読んでおけばその時少し役立つと思います。是非参考にしてください。
50 嵐でタピオカミルクティーを注文する方法
私は初めて 50 嵐でタピオカミルクティーを購入したとき、ただ珍珠奶茶(チェンチューナイチャー)とさえ言えば買えるものだと思っていました。珍珠奶茶はタピオカミルクティーという意味の中国語です。
しかし、珍珠奶茶と言った後、立て続けに色々な質問をされました。次から次へと聞かれて、ほとんど意味も分からず困りました。このやりとりの流れは何度もタピオカミルクティーの購入を繰り返してやっと覚えることができました。
そこで、以下でその流れを紹介していきます。台湾のドリンク店共通で使える部分もありますし、50 嵐でタピオカミルクティーを買う時だけ使うものもあります。是非、台湾旅行では定番のタピオカミルクティーをスムーズに買えるよう確認しておいてください。
※地域や状況によって聞かれる質問は多少異なる場合があります。
質問 1:大顆小顆(ダークーシャオクー/da4ke1xiao3ke1)
大顆小顆は、「大きな粒にするか、小さな粒にするか」という質問です。タピオカの粒の大きさを聞かれているということです。大顆は大きい粒、小顆は小さい粒という意味です。
大きい粒のタピオカを希望する場合は大顆(ダークー)、小さい粒を希望する場合は小顆(シャオクー)と答えます。
個人的に、50 嵐のタピオカは大顆も小顆もそれぞれの良さがあり、どちらが特に美味しいとかはないと思います。
どちらでもお好きな方をお答えください。
※ちなみに上に貼った写真に入っているのは大顆です。小顆はこの記事の一番下に貼るタピオカ抹茶ラテ(珍珠抹茶拿鐵)に入っているものです。
※大顆のことを波覇、小顆のことを珍珠と呼ぶこともあるようです。
※【追記】台北では大顆だけしかないお店もあるという情報もありました。また、夜になるとタピオカが売り切れ、大顆か小顆どちらか一つしか無いということはよくあります。
質問 2:奶精鮮奶(ナイチンシエンナイ/nai3jing1xian1nai3)
個人的にこれが一番覚えるのに苦労しました。最初は何言ってるのかサッパリ分からんって感じでした(笑)
奶精鮮奶は、「奶精にするか、鮮奶にするか」という質問です。奶精(ナイチン)はコーヒーに入れるようなクリーム、鮮奶(シエンナイ)は牛乳・ミルクです。
コーヒークリームは健康に良くなく、ミルクの方が健康に良いので、できれば鮮奶を選びたいところですが、やはり鮮奶の方が少し値段は高くなります。
味はどちらもそれぞれの良さがあって美味しいと思います。
質問 3:甜度冰塊(ティエントゥービンクァイ/tian2du4bing1kuai4)
これは 50 嵐に限らず、台湾のドリンク店ではどこでも聞かれることなので、答え方は必ず覚えておきたいところです。
甜度は甘さ、冰塊は氷という意味なので、甜度冰塊は「砂糖の量と氷の量」を聞かれていることになります。甜度冰塊と一度に質問されることも多いですが、甜度と冰塊が別々に聞かれる場合もあります。
甜度(甘さ)の答え方は以下の通り。
正常(10分) | zheng4chang2(チェンチャン) |
少糖(7分) | shao3tang2(シャオタン) |
半糖(5分) | ban4tang2(バンタン) |
微糖(3分) | wei2tang2(ウェイタン) |
無糖(無し) | wu2tang2(ウータン) |
冰塊(氷)の答え方は以下の通り。
少冰(氷あり) | shao3bing1(シャオビン) |
去冰(氷なし) | qu4bing1(チゥイビン) |
ちなみに、台湾では一番甘い正常では甘すぎる場合が多いので、半糖(甘め)か微糖(甘さ控えめ)ぐらいが良いと思います。私はこの2つを気分により使い分けています。ちなみに、緑茶など普通のお茶を注文するときは無糖にすることがほとんどですが、よく驚かれます(笑)それぐらい台湾ではお茶は甘く飲むのが普通なのでしょう。
氷は少冰でも結構多いです。私は冷たいのが好きなのでいつも少冰ですが、ギンギンに冷えたのが苦手な方は去冰(氷無し)にすると良いでしょう。お店によっては氷も正常(ふつう)や多冰(多め)などを選べる場合もありますが、50 嵐の場合は少冰と去冰の 2 種類だけです。
甜度冰塊と聞かれたときは、砂糖と氷の量を続けて答えます。例えば、半糖少冰/微糖少冰/無糖去冰とか、こんな感じです。お好みの組み合わせを見つけて下さい。
質問 4:大杯中杯(ダーベイチョンベイ/da4bei1zhong1bei1)
大杯中杯は見ての通り、ドリンクの大きさのことです。大杯は L サイズ、中杯は M サイズです。マクドナルドなど S サイズ(小杯)があるお店もあります。(余談ですが台湾マクドナルドの S サイズは日本マクドナルドの M サイズぐらいあります w)
これはたまに聞かれないこともあり、その場合は大杯にされてしまうことが多いので、希望がある場合は忘れず指定しましょう。
新発売の抹茶ラテについて
最後に、話題になっている抹茶ラテを紹介します。私も実際に購入して飲んでみたので感想を書いていきます。また、一度目に購入したときはやや失敗したこともあったので、それも注意点としてここに書いておきます。
抹茶ラテ(抹茶拿鐵)購入の注意点
失敗 1:タピオカ忘れ
美味しそうなタピオカが入った抹茶ラテが流行っているのを見て、意気揚々と近くの 50 嵐に行き、「抹茶拿鐵(モーチャーナーティエ)」と注文しました。
すると以下のような綺麗な緑と白のグラデーションの飲料がやってきました。しかし、何かが足りない気がする…。
そうです、タピオカが入っていないのです。タピオカを忘れられないためにも、注文するときは「珍珠抹茶拿鐵(チェンチューモーチャーナーティエ)」と言いましょう。
普通のタピオカミルクティーを購入するときと同じように、大きい粒(大顆)にするか小さい粒(小顆)にするか聞かれるのでお好みの方を答えて下さい。以下は2回目に購入成功した小顆が入った珍珠抹茶拿鐵です ▼
やはりタピオカがある方が何倍も美味しかったです。
失敗 2:混ぜるのを忘れる
初めて抹茶拿鐵を買った後、普通にストローを下の方まで差し込んで飲んでみました。すると、適度な甘さで美味しかった!そして調子に乗って飲み続けて行くと、突然苦くなりました。
そうです、上の抹茶だけが残ってしまったのです(笑)もはやただの無糖の抹茶です。苦すぎる…、いや普通の抹茶より苦いかもしれない。
この失敗を踏まえて、2度目に購入したときは忘れずに混ぜようと意気込んでいました。しかし、2度目には店員さんが「搖一下(飲む前に振って混ぜてね)」と注意してくれました。できれば初めて買ったときに言ってほしかった(笑)
みなさんは美味しい抹茶ラテを最初から最後まで味わうためにも、飲む前には是非忘れずに振って混ぜて下さい。