九份のおすすめ観光グルメスポットと行き方を詳しく紹介(独特の食べ物や風景・台北アクセスの注意点・おすすめ現地ツアー)

2017-05-03公開  
本記事の情報は投稿時点で正確であるように最善を尽くしましたが、その後情報が変更される場合があります。最新の情報を確認することをお勧めします。

台湾へ旅行に行く際、「九份(きゅうふん・ジョウフェン)は欠かせない!」と言っても過言ではありません。特に初めて台湾を訪れる方には是非行ってほしい。何故ならそこには独特の食文化と景色があるから。

基隆漁港が近い為、新鮮な魚介で作られたつみれ等台北とは一味違う味が沢山。地元の人も多いので一人旅でも全然 OK。思う存分孤独のグルメが楽しめます。

しかも台北より値段が安くお財布に優しいといい事ずくめ!街並みに至っても「台湾に来たぞー!」と実感できるフォトジェニックな場所ばかりです。

今回は九份大好きライター、あゆみんがオススメの屋台グルメと写真スポットをご案内!

九份のおすすめグルメと見所を紹介!

厚揚げとつみれのコラボレーション。地元民に愛されるお店


豆干包 30元 ▲ 豆干包 30 元

こちらは厚揚げの中に肉みそを詰め、開いた口を魚のすり身で閉じ、スープでゆでたもの。日本には無い食材なので見た目そのまま翻訳させて頂きました。(笑)

意外な組み合わせですが、これがもう美味しいのなんの!一口かじると肉汁が溢れんばかりに飛び出します。肉みそにはタケノコがアクセントに入っており食感が楽しい。 この組み合わせが不味い訳がないですよね。これだけでも美味しいのに、更に魚のすり身で蓋をすることによって旨味が更にプラスされています。すり身は新鮮な魚を使用し、その場で作られている為臭みは一切なし。
仕上げにかけられた甘辛いタレが食欲を増進するので無限に食べられる錯覚に陥ります。

これで 30 元(約 120 円)。狂気の沙汰でしかない…。見た目は地味かもしれませんが、九份に行くなら必ず、絶対に、食べて頂きたい逸品です。九份では定番なので、割とどこの屋台でも販売されています。それにしてもこの値段で利益はあるのだろうか…たまに心配になってしまう。

魚丸(魚のつみれ)

魚丸湯 30元 ▲ 魚丸湯 30 元

基隆漁港が近い為、こちらも九份では定番のグルメ。主にスープとして提供されます。そのボリュームは「スープ」と呼ぶには少し食べごたえがありすぎると言っていい程。スープ自体は淡泊なお味でとても飲みやすく、飽きがきません。

魚丸と言えば台北の淡水も有名ですが、九份の物はよりもちもち感がある為個人的にはこちらのほうが好きです。このお店では豆干包と合わせて2つ注文している方がほとんどでした。一人で食べるとかなりお腹が満たされます。色々食べたい方はお友達とシェアを!

九份名物!頼阿婆の芋圓

kyufun5

台湾では庶民のデザートとして親しまれている芋圓。夜市の屋台や、かき氷の具としてよく見かけますが、中でも頼阿婆の物は絶品。「九份と言えば芋圓だよね」という台湾人も少なくありません。

一般的には地瓜粉(サツマイモの粉)とほんの少しの芋で作られる物が多い中、こちらはサツマイモやタロイモの実をゴロゴロと入れているのが特徴です。「ちゃんと!新鮮な!芋で!作りました!!」と主張している様な芋圓は手作り感溢れるお味。 kyufun6

ホットとアイスが選択可能。ホットの場合は黒糖を煮たスープで、アイスの場合はそこに粗目のクラッシュアイスが入ります。どちらも美味なので気温に合わせてチョイスしてくださいね。

サツマイモ・タロイモ・緑茶・山芋・ゴマと味の種類が豊富なのも嬉しいポイント。店内で頂く場合は全てミックスされた物が提供されます(お持ち帰りパックですと選べるとのことでした。)かみしめるとほんのり香ってくる程度ですが、人工甘味料を使っていない証拠なのだと思います。タピオカの様なもっちり感がクセになりますよ!

人気店なので店内は常に混んでいますが、回転が滅茶苦茶速い上にお店が広いのでご心配なく。最近はアラブ系のお客さんも多いとのことで、アラビア語の表示がありました。思った以上にグローバルです。

気ままな猫ちゃんも沢山!下町の情緒溢れる景色たち

kyufun7

さて、九份と言えば某ジブリ映画っぽい景色と、そして猫。ジブリ映画に関しては公式に「聖地である」と公言されていませんが、なんとなーく似ているということで噂が独り歩きしてしまった様です。実際町を歩いていると、どこかで聞いたことのあるテーマ曲が流れていたりします。その辺はご愛敬ということで…。

路地裏を覗くとこの様に猫がお昼寝をしていたり kyufun8

昔懐かしい駄菓子屋さんを発見することも。この様な駄菓子屋さんは、1950 年代に沢山あったそうで懐かしげに見ているお客さんが多かったです。 kyufun9

食べたら豚に…なんてことはないですが(笑)
屋外に魅力的な食べ物を展示しているお店も。
kyufun10

その他にも質のいい茶葉やゆっくりお茶を楽しめる茶屋等様々な店舗が連なります。
基本的に街歩きを楽しむ場所なので、お腹がいっぱいになった後は色々回って見るのがオススメ。
階段が沢山あり、いい運動にもなります。斜面がきついので歩きやすい靴で訪れてくださいね!

九份へのアクセス・行き方(タクシー・電車・バス)

九份への交通手段はタクシー、電車、バスと様々です。

1.タクシー

MRT 忠孝復興駅の公共バス乗り場付近に行くとタクシーのおっちゃん達が「九份~九份~」と声を出しながらお客さん待ちをしています。
お値段は交渉次第とのことですが、基本1200元程。4 人で乗ると一人 300 元~です。人数が少ない場合は相乗りも OK(というか相乗りのほうがお得です。)日本の方も多いので、機会があれば声をかけてみてもいいかもしれません。

バスと違って駅に止まらない為、比較的早く九份に到着します。ただ、地元民としてはあまり使わないかな…という所。300元あればお腹いっぱいグルメが楽しめる上にお土産も買えちゃうんだもの…。とにかく快適に素早く移動したいという方にオススメです。

2.電車 → バス

台北駅から「自強號」という列車に揺られ「瑞芳駅」で下車、その後公共バスに乗る方法。

片道の所要時間が1 時間 30 分~と少し遠目ですが、電車の窓からは美しい景色が見られるという得点つき。
この機会に台湾の駅弁(美味い)を食べてみるのもいいかもしれません。

100 元以内でたどり着ける為お財布にも優しいです。駅には日本語表示もあり、迷子になる心配はありません。
お時間に余裕があり、台湾の電車を満喫したい方向け。

3.公共バス

MRT 忠孝復興駅から基隆客運というバス一本。片道の所要時間は約 1 時間、乗り換えの必要なし。
これに乗ってしまえばあとは九份まで一直線、そしてなんと料金は100元です。利便性、コストパフォーマンスを考えるとこちらが一番よいのではないかと。

ただし朝からものすごい人数が並んでいるので次のバスを待ってくださいと言われることもしばしば…。
山道を走る為、基本的に立ち乗りはお断りしているそうです。九份が近づいてくると坂道をぶんぶん走るので酔いやすい方は酔い止めを持っていると安心。
大概の運転手さんは笑えるぐらい運転が荒いです。そこもまあ台湾らしいのですが(笑)

九份は台北から日帰りで行ける観光地【まとめ】

台湾には様々な観光地がありますが、少し足を伸ばすだけで雰囲気ががらりと変わる九份は本当に素敵な町です。往復しても最大 3 時間なので日帰りも OK。
台湾現地の雑誌や TV 局もよく取材に訪れているなという印象です。

定番すぎる!と言って行かないのは本当に勿体ない!定番と言えど、訪れる度に新しい発見があるのではないでしょうか。
今回ご紹介したお店以外にも美味しくお洒落な洋菓子や、他では買えないオリジナリティ溢れるお土産が沢山ありますよ!旅行ならではの非日常感を味わうにはピッタリなスポットです。