
台湾高速鉄道(台湾新幹線)をお得に利用できる周遊券(外国人パス)の購入・使用方法
台湾の西側をスムーズに行き来することを可能にしてくれた台湾高速鉄道。
短期間でいろいろな地を巡るにも便利な方法となりました。
今回はお得な周遊券と、実際に私が利用した時の様子や車内についてご案内いたします。
台湾高速鉄道とは
「台湾高速鉄道」は台湾の西側を南北に走り、台北と高雄を結ぶ高速鉄道です。
台湾第三の都市である台中や、台湾の京都と例えられる古都、台南などにも停車します。
この台湾高速鉄道のおかげで短期間にいくつもの都市を訪れることができ、旅の楽しみ方が増えました。
日本の技術が用いられている為、台湾新幹線と呼ばれることもあります。また、略して高鉄と呼ばれることも。
外国人限定パス
切符は一般切符や約15%割引になる回数券などいくつか種類があります。
今回ご紹介するのはその中でもお得な外国人限定の周遊券です。外国籍の観光者などいくつかの条件を満たす者のみが利用することができます。
現在発売されている周遊券は4種類。
高鉄3日パス(NT $ 2,400)
連続3日間、何度でもどの区間でも高鉄を利用可能。
高鉄フレキシブル3日パス(NT $ 3,200)
指定した期日から7日以内の3日間を選び、高鉄を利用可能。
高鉄・台鉄標準5日間ジョイントパス(NT $ 2,800)
指定した期日から5日以内、条件の中でどの区間でも何度でも台鉄を利用可能。 5日間の内の選んだ2日間は高鉄を利用可能。
高鉄・台鉄特級5日間ジョイントパス(NT $ 3,600)
指定した期日から5日間、条件の中でどの区間でも何度でも台鉄を利用可能。 5日間の内の選んだ2日間は高鉄を利用可能。
今回、私が利用したのが「高鉄3日パス」です。
価格は一般切符で台北~高雄(左營)を往復するよりも安く、この往復をする方にはとってもお得なパスなのです。利用方法もわかりやすく連続3日間乗り降り自由で指定席も利用可能です。
購入方法
パスは取次販売店(店頭やネット)と高鉄パスウェブサイトにて購入できます。
ここからは実際に私が高鉄3日パスを購入するまでをご紹介いたします。
随分前からこのパスの存在を知っていましたが、計画変更や旅行のキャンセルなど万が一の時の為、購入は直前まで控えていました。
そしていざ購入しようと利用日の5日前にネットで手配を始めると、販売受付終了になっている販売店がありびっくり。少しのんびりしてしまったようです(^^;)
そこでまだネット上で購入できる販売店から比較検討し、JTB から購入しました。
その時の購入の流れは以下になります。
① ネットで予約情報を入力し予約。まもなく、メールで予約依頼受付連絡が来る。
② 翌日、メールにて予約確認書が届く。
③ ② の同日に高鉄パス E チケット(引き換え券)が送付される。
E チケットと一緒に「高鉄パス」E チケット利用方法も添付あり。
あとは E チケットと、念の為に利用方法をプリントして準備完了です。
使用方法
E チケットでは高鉄を利用することはできません。
まずチケットカウンターで E チケットとパスポートを提示し、周遊パスを発行してもらいます。自動券売機では引き換えられません。
そしてこちらで乗りたい列車を伝え、乗車の手配をお願いします。
私が利用した全ての駅のチケットカウンタ ーで英語対応可能でした。日本語は不可でも「新幹線」は通じました。
初めての方は不安に感じられるかもしれませんが、システムの画像を見て確認しながらやり取りができるのでご安心ください。
私が利用した高鉄3日パスは数ページのごく薄く小さいノートになっていて、利用者の氏名などが記載されたページや、利用する列車の情報や、指定席の座席番号などを記入するページになっていました。
周遊パスは簡単に言うと記入式の乗車券で、自動券売機や自動改札は利用できません。
乗車の度にチケットカウンターへ行き、乗車する列車の情報を記入してもらいます。改札では駅員にパスを提示しなければ改札内に入場することはできません。 乗りたい列車がある場合は余裕を持って行かれることをおすすめいたします。
車内の様子
列車の様子は台湾新幹線との名の通り、日本の新幹線とそっくりでした。
座席の表示、テーブルなど座席周辺の使い方や社内販売まで日本の新幹線とそっくりです。
感心したのはごみ収集の係りの方が車内を周りごみの回収していたことです。おかげで飲食している人が多くても車内は綺麗に保たれていました。
また、スーツケースなどの大型荷物が置けるスペースがあり、スーツケースを持ち込んでの乗車にはとても便利でありがたかったです。
車内には知る人ぞ知る台湾式駅弁を食べている人も何人か見かけました。
さいごに
定番の台北周辺から飛び出して目的にあった周遊券を有効活用し、お得で快適な列車旅を楽しまれてみてはいかがでしょうか。