台湾産カカオの特徴・歴史・展望と、MEILI COFFEEの活動を紹介!

2018-12-13公開  
本記事の情報は投稿時点で正確であるように最善を尽くしましたが、その後情報が変更される場合があります。最新の情報を確認することをお勧めします。

はじめまして、私は MEILI COFFEE の代表 小山立と申します。28 歳です。大学で中国文化を専攻して以来、中国や台湾との縁が年々深まっています。昨年、シングルオリジン台湾珈琲と運命の出会いがあり、商社勤務を辞めて、食品開発の研究をしてきたパートナーと二人で、台湾産農産物の美味しさを日本の皆様に認知していただきたく活動を始めました。

現在では、様々な方の協力を得て台湾産コーヒーだけでなく台湾産カカオや台湾産チョコレートの魅力を伝えたく活動をしております。

私が台湾産農産物に興味を持ったきっかけに関しては前回の記事を参照していただければ幸甚です。以下 URL です。

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台湾産カカオの特徴とこのプロジェクトで実現したいこと

Q:台湾産カカオ豆+きび糖=?
A:”薔薇様の香り”、”バナナ様の香り”、”ウイスキー様の香り”、”ストロベリーを感じさせる酸味”、”ブルーチーズのような旨味”....芳醇な香りと深い味わい。

生産地域、各農園により鮮やかに異なる個性を見せてくれる《台湾産カカオ》とそれから作り上げた、高カカオチョコレートはそれぞれに個性を感じさせ、食した方皆が驚く風味と味わいです。

ポリフェノール成分豊富で健康にも良いと評判のカカオ豆。台湾の豊かな自然の中で生産された、上質で美味なカカオ豆をもっともっと日本の皆様に味わっていただくためには、恒久的に仕入れができて農家の経済的安定を保証し、そうすることで生産量を上げ、現在よりもカカオ豆の価格抑えるシステムを作らなければなりません。私は台湾産カカオを日本市場に広げて、日本の皆様に栄養豊かで美味しい台湾産カカオと台湾産カカオで作ったチョコレートを手に取りやすくしていきたいのです。

台湾産カカオに関して

台湾カカオの歴史は台湾の日本統治時代にまで遡ります。森永や明治が屏東でカカオ栽培を始めたことが始まりです。日本人が台湾から撤退した後、台湾でカカオの加工技術がなかったこともあり衰退していきました。16 年前、ビンランという噛みタバコで得られる利益が少ないことなどを理由にカカオ栽培を始めました。

その結果、現在では少しずつ台湾屏東ではカカオ栽培が増加しており、屏東全体の年間生産量は20 t 程となりました。ただし、現在直面している問題は、十分な販売先が見つかっていないということです。

その原因はやはり台湾産の価格の高さにあります。台湾の年収は他のカカオ生産国よりも高く約 5〜10 倍です。そのため台湾産カカオを日本に持ち込み紹介するとその価格は当然他の産地よりも高価なカカオとなってしまっておりました。そのため、これまでカカオの紹介をすると、そのカカオを使ってチョコレートにした時にものすごい価格のチョコレートになってしまうという話を多く聞いてきました。

台湾産カカオの展望

台湾カカオも台湾コーヒーと同様に作地が少ない関係上、大量生産できません。年々、生産量は増えてはいるものの、まだ生産量は屏東全体で 20t ほどです。従って他国のカカオ豆と比べると価格は高くなってしまいます。ただし、他国と比べ優れている点はまさに品質と鮮度です。台湾産の品質の高さは 2017、2018 年に開催されたインターナショナルチョコレートアワードにて証明され、台湾の農園が作ったチョコレートが金賞、銀賞を多く獲得しました。

そんな上質なカカオは最近では日本でも認められるようになり、複数のビーントゥバー(カカオ豆からチョコレートを製造し販売するチョコレート屋)により採用していただけるようになりました。

台湾産カカオを採用しようと検討してくださるビーントゥバーも何件かあり、来年は台湾産カカオで作られたチョコレートが珍しいものではなくなるだろうと感じております。今後はもっと手軽に台湾産カカオが購入できる場面を増やしていけたらと考えております。

これまでの活動

これまで大手チョコレートメーカーやチョコレート屋、そして直接消費者への紹介を行ってきました。ただし、海外大手チョコレートメーカー様からは、台湾産カカオの年間生産量の全てを仕入れたいという話を頂きましたが、希望価格と提示価格が 10 倍以上の差があるという話を頂きました。

チョコレート屋さんはカカオを味わい実際に仕入れてくださる方や興味を持ってくださる方もおりましたが、まだまだ台湾のカカオ農園を支援できるという量には達せておりません。あるチョコレート屋では日本のビーントゥバーが一丸となって仕入れるようでなければ難しいだろうとお話をしてくださいました。

その為、現状は仕入れたカカオの大部分がサンプルとしてチョコレート屋さんに出ていくのみで、台湾の農園を本当の意味で支援するということはできておりません。(本当の意味での支援は自分の生活が成り立ち、且つ恒久的に仕入れる仕組みを作ることだと思っております。)

現在、カカオやコーヒーを卸すだけではなく自分でもチョコレートの製造をし販売することのできる空間を作ることを考えております。台湾カフェを作り、台湾好きの方々が集まれ、台湾に行けずとも気軽に台湾を感じる場所も作れれば...とも考えております。

最後に

台湾の農家の方々は日本の農家に負けず劣らず勤勉で仕事をしっかりこなします。それは台湾で農園ボランティアをした時に目の当たりにしたのですが、カカオをチョコレート屋に届けるたびに、チョコレート屋さんから評価として返ってきます。

「わざわざ欠点豆を取り除いてくださりありがとうございます。」、「わざわざ選別してくださったのですね」などなどのメッセージを頂くのですが、それは私ではなく台湾の農家の方々が一つ一つ丁寧に選別し良い豆を届ける努力をしているからです。仕事への勤勉さや真面目さは日本にも負けずとも劣らないと感じます。その丁寧な仕事ぶりから生まれたカカオは本当に高品質であり、インターナショナルチョコレートアワードでは台湾の農家の方々が作ったチョコレートが金賞、銀賞を総ナメしていました。私はそんな素晴らしいカカオを生産する台湾からカカオを仕入れ、高品質なカカオと日本の菓子製造の技術が合わされば本当に美味しいチョコレートができると信じて活動をしております。そんな私の活動が勤勉で良心的な台湾珈琲農家を支援し、台湾の一次産業を支え、またカカオを通して日台の交流を深化させる事ができれば幸いだと思っています。皆様のお力をお借りできれば千人力です。台湾産カカオを日本市場に流通させる手助けをしてください。 どうかよろしくお願い致します。

SNS・ショッピングサイト

もし上記コラムで台湾コーヒーに興味を持っていただけるようでしたら、以下サイトにて購入ができます。Instagram, Facebook からはコメントやメッセージにて注文いただけます。

★ クラウドファンディング(CAMP FIRE)
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