台湾には台風休みがある!台風休みを確認する方法と、日本には何故ないのかという話題について
台風休みとは、台風が一定以上の強さになると予想される時、各自治体(台北市や高雄市等それぞれの行政区画ごと)の首長判断で会社や学校を休みにできる制度のことです。
ちなみに、台湾では台風休みのことを颱風假(タイフォンチャー)と呼んでいます。
日本の警報が出て、学校が休みになる感じに近いですね。
ただ、台湾は台風休みが発表されれば、会社も基本的に休みになるので素晴らしい制度です(笑)
また、前日のうちに「翌日は休み」と決定されることが多いのも嬉しいですね。
日本では学生のとき、警報がお昼までに解除されないかヒヤヒヤしながら過ごしたものです(笑)
台風休みをインターネットで確認する方法
台風休みを確認できるサイトはいくつかあります。
まずは用語説明
このあと紹介するサイトを見れば台風休みを確認出来るのですが、中国語のページなのでまずは用語を説明しておきます。
停班(停止上班)→ 会社が休み
停課(停止上課)→ 学校が休み
という意味になっています。
上班が「会社に行く」、上課が「学校に行く」という意味なので、それが停止される、つまり休みになるというわけですね。
台灣颱風資訊中心(Taiwan Typhoon Information Center)
台灣颱風資訊中心という台湾の台風情報を発信しているサイトです。
こちらのページから台風休みを確認出来ます
→停班停課查詢(颱風假查詢)
行政院人事行政總處
行政院人事行政總處という政府が運営するサイトでも台風休みの情報を見れます。
→天然災害停止上班及上課情形
スマートフォンのアプリ
台湾の天気予報アプリなどでも台風休みの情報が見れますよ。
アプリは色々ありますが、そのほとんどで台風情報も発信されています。
交通部中央氣象局(Central Weather Bureau)
ここは、台湾の気象情報を司るおおもとと言えます。
というのも、ここで発表された警報情報を元に、各自治体が台風休みの情報を発表するからです。
気象に興味がある方はここで警報情報もチェックしてはいかがでしょうか。
→http://www.cwb.gov.tw/V7/
ちなみに、台湾の天気予報は当たらないと評判なので(笑)、気象局のレーダー情報が一番頼りになると思いますね。
→臺灣雷達回波
このレーダーを見て、自分で雨が降るか降らないか予想するのが良いと思います。
日本にはなぜ台風休みがないのか
今台湾で、「日本にはなぜ“台風休み”がない?その理由が考えさせられる」という記事が話題になっているようです。
参考:日本為什麼沒有颱風假? 原因令人有些感慨...
「仕事どうするの?」とか、「経済が停滞する」などという日本人の仕事優先な発言に台湾の方は少々戸惑っているようです。
私も台湾の方と同じ感覚なので、会社で働いていたときは違和感を感じてましたね(笑)
私が会社で働いていたときの経験をもとに、台風が来た時の日本の会社の対応についてまとめてみます。
警報が出ても基本的には会社に行く
これが基本ですよ、日本の会社は(笑)
公共交通機関が動いている限り、警報が出ていても学校と同じように会社が休みになることはありません。
あまりに酷い場合は会社の判断で待機命令
「あまりに酷い」というのは、公共交通機関が止まるレベルということです。
この場合も、自宅待機ではなく、駅まで行って、電車が動き出すのを待つという人が非常に多く、駅は多くのサラリーマンで溢れかえっていました。
そして公共交通機関が動き出すと同時に、すぐに会社に行きます。
そして多少の時間差はあるものの、警報が出ている台風の日にも全ての社員は出勤してきました。
警報が出ていなくても早退指示が出ることがある
これは臨機応変で良いと思いますね。
台風が明らかに近付いてくると分かっている場合、早めに帰してくれることもあります。
まあ、これが普通のことなんですけどね…。
中には、会社に残っているうちに交通が止まってしまい、会社にお泊まりになってしまったというエピソードも聞きますから、そういう会社よりはマシですね。
本当に日本は会社によって判断が変わってくるというイメージです。
台湾のように、政府の発表で一律お休みになる方が良いと思いますね。
まとめ
本日は、台湾で話題になっている台風に関して、思う所を書いてみました。
まあ、台湾では台風休みになったとしても、遊びに出かける人が多いようなので、それもどうかと思いますけどね(笑)
かくいう私も、台湾一周中、台風休みになった台湾在住の友人とデパートへ遊びに行きました(笑)
まあ、お休みになったら遊びに行きたいですよね(笑)休みになった日でも意外と風雨が強くない場合もありますし。
とは言え、このデパートに行った日は、夕方以降急に雨と風が激しくなり、バスも遅れ、家に帰るのが辛かったりもしました。
だから、台風で休みになった日はできる限り浮かれて遊んだりせず、家でゆっくりした方が良いのです。
自戒の念を込めて…。